25.06.01
ものがたり通信 Vol.2_2025年5月号
ものがたり診療所
医師4名で24時間 365日を支えるものがたり診療所
実績(2025年3月度)
・訪問診:187名
・訪問診療実績:400件
・往診(うち緊急の往診 5件):43件
・ご自宅で亡くなられた方:0名
●訪問診療・往診–終日対応
(☎0763-55-6100(代表) 担当 : 石崎)
ものがたりデイサービスセンター
・褥瘡、吸痰などの医療処置の必要な方
・血圧、体温、SpO2などバイタルチェックが常時必要な方
ご利用状況(2025年5月31日現在)
32%の空きがございます。
●地域密着型通所介護
●利用対象者 : 要介護1~5の方 (定員) 18名
(☎0763-55-6224 担当 :川上)
ものがたりの郷 (一般社団法人ものがたりの街 運営)
訪問看護・訪問介護・診療所が近接した「賃貸集合住宅」 全9室
空室状況(2025年6月2日現在)
2室(空室)がございます。
●最期の時間を安心して過ごせる所
※入居状況は週単位で変化があります。随時お問合せください。
(☎0763-55-6102 担当 :宮川)
ものがたりの郷日記 … Kさんのナラティブノートより
重い病を患い、突然寝たきりになってしまったKさん。
ご自身の意思を伝えることも、口から食事をとることもできなくなりました。
病院では、「点滴だけでは残された時間は1~2か月」と告げられ、Kさんは「ものがたりの郷」に入居されました。
スタッフはKさんが本当にしたいことは何かを考えました。奥さまにその思いを伝えると、静かにこうつぶやきました。
「お父さん、いつも通っていた教会に行きたいかもしれません……。」
深々と雪が降る中、教会に到着。
しかしKさんは、目を閉じたまま動きません。
本当に分かっているのだろうか……と誰もが思ったその時。
クリスマス礼拝が始まる合図としてオルガンの音が響いた瞬間、Kさんはパチパチと目を開け、大きく口を開いて声を上げて泣きはじめました。
その姿を見た奥さま、娘さん、そしてその場にいた皆が涙を流しました――。
「ものがたりの郷」は、ただ死を待つ場所ではありません。生ききる生を支える場所なのです。
ご自身の意思を伝えることも、口から食事をとることもできなくなりました。
病院では、「点滴だけでは残された時間は1~2か月」と告げられ、Kさんは「ものがたりの郷」に入居されました。
スタッフはKさんが本当にしたいことは何かを考えました。奥さまにその思いを伝えると、静かにこうつぶやきました。
「お父さん、いつも通っていた教会に行きたいかもしれません……。」
深々と雪が降る中、教会に到着。
しかしKさんは、目を閉じたまま動きません。
本当に分かっているのだろうか……と誰もが思ったその時。
クリスマス礼拝が始まる合図としてオルガンの音が響いた瞬間、Kさんはパチパチと目を開け、大きく口を開いて声を上げて泣きはじめました。
その姿を見た奥さま、娘さん、そしてその場にいた皆が涙を流しました――。
「ものがたりの郷」は、ただ死を待つ場所ではありません。生ききる生を支える場所なのです。
※「ナラティブノート」とは、ものがたりの郷の居室に備えられている入居者の日々の様子をつづったノート
今月のTopics
ものがたり診療所 特定健康診査 2025年6月6日(金)~始まります。
発行:医療法人社団 ナラティブホーム
〒939-1315 富山県砺波市太田1382番地
TEL:0763-55-6100 FAX : 0763-34-0101
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