人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するものがたり診療所の方針
2022年10
「人生の最終段階」には明確な定義はありませんが一般的には「根本的な治療の可能性がなく、死が避けられない患者さんの末期の状態」を指します。
人生の最終段階は病気によっても、その人を取り巻く環境によっても様々ですが、患者さん自身がよりよく生きるためにも、人生の最終段階のケアについて、一定の行動指針を示すことが医療機関には求められてきました。
当診療所においては、これまでどおり患者さんやご家族のものがたりを大切にした取り組みを「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するものがたり診療所の方針」として示すことにしました。
【ものがたり診療所では以下の方針に基づいて、患者さんの医療・ケアを考え、行動します】
- 医師等の医療従事者が適切な情報提供を行います。
- 患者さん本人による意思決定を基本とした十分な話し合いを行うことを心がけます。
- 患者さんの意見が変わることも踏まえ、必要に応じて繰り返し話し合いを行います。
- 普段の関わりの中で、発した言葉・行動、その方のものがたりを共有し、本人が意思を表示できない場合でも、意思を推定できる方も含めて話し合いを行います。
- ケアについては医学的な妥当性に基づいて行います。
- 可能な限り苦痛の緩和につとめ、社会的・精神的な課題の援助も行います。
詳しくは以下PDF、厚生労働省の「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン(平成30年3月改定)」をご参照ください。
(PDF file:102kb)