12月7日、ものがたりの街が在る砺波市太田地区の「太田地区高齢者学級」にて、「太田で暮らし続けるために」と題して、当法人理事長・佐藤伸彦が講演させていただきました。
会場には太田地区の皆さまを中心に約60名がご参加いただき、会場は満席の盛況となりました。
講演では、日本の人口減少や医療財政の現状をふまえながら、「何かあったら大きな病院に行けばよい」だけではなく、かかりつけ医や地域で支え合うことの大切さをお伝えしました。
また、ものがたり診療所が生命体としての、生物学的な「命」と、ものがたられる人生としての「いのち」を分けて考えながら、多職種でカンファレンスを行っていること、そして最期の過ごし方を前もって話し合う「人生会議(ACP)」の重要性など、ものがたり診療所が大切にしていることや24時間365日の体制で在宅医療をおこなっていることなどをご案内しました。
質疑応答では、かかりつけ医や胃瘻の判断についての質問もあり、皆さんが自分ごととして聴かれていたことが感じられました。
ものがたりの街は、太田で「その人らしく最後まで暮らせる」地域づくりを、これからも地域の皆さまとともに進めてまいります。
本日は、多数ご参加くださった皆さま、準備にご協力くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。



